こんにちは!
SHOOTEST編集部専属ライターの藤田真奈です。
普段は「影」として活動しているプロカメラマンのみなさんの作品づくりへの思いを語っていただく連載『プロが語る「自分の作品」』。
今回は、前回に引き続き、大学生プロビデオグラファーのTasukuさんです。
オーナーとの共通認識を映像で表現する
この作品は、ある程度の映像の流れの希望をオーナーさんからヒアリングし、細かい部分は、実際に当日にお話しながら撮影を進めていました。もともと通っていたバーバーショップだったこともあり、お店の雰囲気を最大限に出していきたいという思いは強くありました。
オーナーさんと僕の中で、「作りたいもの」が共通していたので、撮影しやすく、より良い作品にしたいという気持ちが強かったです。なので、本当に映像の細部までにこだわりました。
ここからは本当に細かく、映像の技術的な話になってしまいますが・・・。実は、映像だけでなく「音」にまでこだわったんですよね。DALIEに入ったあとに、コーヒーを入れるシーンがあるんです。
それまではバックミュージックだけだったのですが、このコーヒーのシーンには豆を挽く環境音を入れました。実際に、DALIEでは豆から挽いたコーヒーを入れてくれるんです。そういうDALIEならではのこだわりを強調したくて、このシーンではあえて環境音を入れることにしました。
さらに、コーヒーのシーンのあとに、レジの「ガシャン」という音もあえて映像に取り入れました。レジのこの音をきっかけに、「さあカットの始まりですよ」という雰囲気を出すためです。
映像だけでなく、音楽や環境音を効果的に取り入れることによって、見た人にって印象的な映像を生み出すことができます。
「DALIE」らしさは、うまく伝えることができたのではないかな、と思っています。
最後に
いかがでしたか?1分という短い時間の中には、Tasukuさんの数え切れないほどのこだわりが詰まっていました。
こういったお話を聞くことで、同じ映像でもより深く感じることができまますよね。
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