こんにちは!
SHOOTEST編集部です。
いい性能のカメラがお安く手に入るようになってきた昨今、
一眼レフ等での撮影を始める方がぐぐーっと増えてきました!
SHOOTEST掲載のスタジオさんにも、お仕事での撮影以外に、
個人での作品どりや趣味での撮影でのご利用が増えてきているそうです。
やはりみなさん「綺麗に撮りたい」という気持ちがあると思うのですが、
なかなかプロのように照明機材を持ち込むことは難しいですし、
均一な明るさで撮影するのは大変です。
そんな時、デジタルカメラでしたら「RAWデータ」と呼ばれる生データで撮影をしておけば、
撮影後に「現像」という工程を経て、ある程度明るさ等を編集することが可能です!
今回は現像ソフトの中でも一番利用されている「Adobe Lightroom」で写真を簡単に明るくする方法をご紹介します。
【現像の前に】
・必ず「RAW」で撮影をしましょう。(JPG+RAWでもOK)
・今回ご紹介するのはMacOS版のLightroom操作です。Windows版だと多少画面等が変わる可能性がありますのでご了承ください。
露光量を調整する
まずは写真全体が暗い時に便利な方法をご紹介します。
まずは写真をLightroomで読み込みます。
「現像」のタブを開くと、右側に写真のような操作画面が出てきます。
ここの「露光量」を操作すると、写真全体の明るさを変更することができます。
ここでは露光量を+1してみました。
全体が明るくなり、写真の抜けが良くなりました。
上げすぎてしまうと白とびしたりしてしまいますので、画面を見ながらお好みの明るさに調節してみてください。
シャドウを調整する方法
続いて、明るいところと暗いところの差が一枚の写真の中で大きく出てしまっている時などに有効な方法をご紹介します。
まずはこちらの写真をご覧ください。
窓からはしっかりと自然光が入り込んでいて明るいのですが、
本棚のエリアがその分すこし暗くなってしまっています。
こういった場合、先に紹介した露光量の調整だとすでに明るい窓側も明るくなってしまうため、
暗いところだけを明るくする「シャドウ」のパラメーターをいじって調整します。
適度に調整したのが下の写真です。
若干の差ではありますが、本棚部分がぐっと明るくなり発色が良くなったのがお判りいただけますでしょうか?
暗い部分だけを明るくしたい時にはこのシャドウを調整するのがとても効果的です。
両方を活かして現像する
もちろん、ここまでに紹介した2つの方法は同じ写真の中で同時に使うことができます。
このように「全体が暗い」かつ、「暗い箇所を明るくしたい」という場合には露光量とシャドウの両方を調整します。
調整をしたのが下の写真です。
全体が明るく、また暗く落ち込んでいたクッション付近もしっかりと明るくなりました。
Lightroomの場合、メニューの「表示」内に補正前と補正後を見比べる画面配置を作ることができるので、
元画像と見比べながら作業することができます。
いかがでしたでしょうか?
とても簡単に写真を明るくすることができるので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね!!