こんにちは!SHOOTEST編集部たなかかなこです!
みなさん、ライブやコンサートを見に行ったことはありますか?
私は時々、そのかっこいい一瞬を切り取りたい…と思うことがあります。
そこで!バンドのライブフォトを撮るときに、私がこだわっていることを紹介します!
今回はpisoというバンドに協力していただきました!
*ライブ会場では撮影禁止のところも多いです。撮影前にはアーティスト・会場に撮影可否を確認しましょう*
(レンズ14-150mm使用、ISO1600、F値4.0、シャッタースピード1/25秒)
ドラムを撮影する
バンドとしてステージに立つとき、多くの場合センターのボーカルの後ろ辺りにいるのがドラムになります。
その為、奥行きが深かったりスモークが多く焚かれていたりすると、全く見えなかったり照明が当たらなかったりしてとても撮りづらいことが多いです。
また動きが激しいので、ある程度シャッタースピードがあってもブレずに撮ることが難しいのではないでしょうか。
(レンズ14-150mm使用、ISO1600、F値5.6、シャッタースピード1/100秒)
今回はスモークが多く照明も暗めだったのでとても難しかったです…。
それでもドラムを撮ることにこだわるのは、バンドの要にもなる存在だからです。
動きも早く、要塞のように組まれたドラムセットでは撮るのは大変ですが、そのかっこいい瞬間を収めたい…と思うのは必然ではないでしょうか?
(レンズ14-150mm使用、ISO1600、F値5.5、シャッタースピード1/50秒)
また、ドラマーは後ろにいるから写真が少なくて悲しい…と言っているのを聞いたことがあります。
それなら意地でも撮ってやろうと思うのがカメラマンですよね!
手元・足元を撮影する
これは私のフェチなのか…と思って他のカメラマンさんに言ったこともあるくらいなのですが、ギターやベースを弾く手元・キーボードを弾く手元や足元は必ずと言っていいほど撮ってしまいます。
今回はギターボーカルの彼女がネイルをしていたので、映えるなぁと思いながら撮りました。
(レンズ14-150mm使用、ISO1600、F値5.5、シャッタースピード1/6秒)
ピントを左手に合わせたのは、手を強調したいということと、右手だとピントが合わないことが多いからです。
ストロークと言い、ギターを弾くときは常に動かしていたりするのでテンポの速い曲であればほぼブレると思います。
そのため、左手にピントを合わせた方がブレない写真が多いでしょう!
時々、こんなに小さい手で弾いているのか…!という人もいて、発見がたくさんあります。
私のオススメはアコースティックギターで弾き語る人のアルペジオをする右手です。どんな人でもかっこよく写ります。
(レンズ14-150mm使用、ISO2500、F値5.0、シャッタースピード1/2.5秒)
足元に関しても、こんなに機材があるんだ…ということや、靴にこだわっていることを発見することができます!
ソロを撮影する
ソロというのは、その曲の山場でありソロをする人の見せ場だと思います!
(レンズ14-150mm使用、ISO1600、F値5.5、シャッタースピード1/15秒)
顔で弾く人もいれば、パフォーマンスが激しい人もいます。
その人の個性を活かしつつ、シャッタースピードを上げたりしてかっこいい瞬間を!!
(レンズ14-150mm使用、ISO1600、F値5.5、シャッタースピード1/40秒)
ボーカルはバンドの顔とも言われます。この写真はギターが大きくブレてしまっていますが、躍動感のある写真だな、というように見えるのではないでしょうか?
ちゃんとシャッタースピードが足りていれば全部バシッと決まっていますが、必ずしもそのような写真でなくても、私はいいと思っています!
マナーには注意を!
ライブフォトで度々問題になるのがマナーの問題です。
いい写真が撮りたいという気持ちは同じなのだと思いますが、他のお客様の邪魔にはならないようにしましょう!
前の方で写真を撮るなら少し後方を確認したり、ライブハウス全体を見渡して空いてるところを探してみたりしてみてください!
まとめ
ライブハウスというのはそれぞれいろんな特徴があるので一概には言えませんが、基本的には暗いので、ISOを上げる必要があります。
きれいに、かっこいい瞬間を切り取るというのは難度が高いように思うんです…。
が!ライブフォトのいいところは、そのかっこいい瞬間を切り取れた時の満足感にあるように思います!
普段、光の多いところで撮っていると分からないこともたくさんあります。
いつもの何倍も多く撮ってみたり、経験をたくさん積みたいものですね!
改めましてpisoさん、ありがとうございました!
(レンズ14-150mm使用、ISO1250、F値4.0、シャッタースピード1/8秒)