SHOOTEST編集部です!
桜、咲いておりますね!!
おそらく今週末ぐらいまでが、関東近辺では桜鑑賞のラストチャンスなのではないでしょうか?
個人的には桜が大好きなので、昼間の自然光の下でバシバシ撮影したいのですが、
編集部の仕事をしていると、日中に桜を撮りに行く時間がなかなか撮れず。
夜の帰り道ぐらいしか時間が取れないのです。
そこで、それならば夜桜を撮影すればいいじゃないか!と思い立ち、
帰り道の時間を使って撮影しようと思ったのですが、
普段スタジオの紹介写真撮影が基本なので、
夜の、しかも野外で花を撮るという経験に乏しく、どうやれば綺麗に撮れるのか。。。。
知識ほぼゼロに近いので、「ならば色々試してみよう!」と思い、ぶっつけ本番試してまいりました。
少しでもこれから夜桜を撮影しようと思っている方の参考になれば幸いです。
まずは今回の検証内容です。
・ISOを固定し、シャッタースピードを変更して撮っていく方法と、
・シャッタースピードを固定して、ISOを変更して撮っていく方法の、
どちらが綺麗に夜桜を撮れるのか。
*ほぼ素人の検証ですので、参考程度にご覧下さい笑*
*ライトに近い部分の桜を撮影しております*
【用意したもの】
カメラ:SONY α7ⅱ
三脚
【シャッタースピードを変えていく検証】
まずは、ISOを固定しシャッタースピードを変えていく方法で撮影してみました。
夜の撮影ではまずしないと思いますが、検証なのでISOは50で固定しました。
そんな中、まずはシャッタースピード「1/3秒」にて撮影しました。
<ISO50、シャッタースピード「1/3秒」>
等倍に拡大するとこんな感じ。
ライトのすぐ近くということもあり、このシャッタースピードでも良い感じに撮れました!
続いて、「1秒」で撮影してみました。
<ISO50、シャッタースピード「1秒」>
等倍がこちら。
明るさ自体はあがったものの、輪郭がボケてしました。
続いては「3秒」。
<ISO50、シャッタースピード「3秒」>
等倍はこちら。
さらに明るく写ったものの、花びらの輪郭はやはりぼやけてしまいました。
最後は「6秒」。
<ISO50、シャッタースピード「6秒」>
等倍はこちら。
ここまでくると、白飛びがかなりきつくなってきました。
シャッタースピードを遅くすれば、やはりどんどん明るくは撮れるものの、
野外にある桜は、風などで動くことも多いため、シャッターの開放時間が伸びれば伸びるほど、
被写体がブレる危険性が高まることがわかりました。
【ISOを変えていく検証】
続いては、シャッタースピードを固定し、ISOを上げていく検証です。
シャッタースピードは、先の検証で一番輪郭が綺麗に取れた1/3に設定しました。
まずはISO100。
<シャッタースピード1/3秒、ISO「100」>
等倍がこちら。
花びらはもちろん、花弁もしっかりと撮影することができました。
どんどんISOを上げてみます。
<シャッタースピード1/3秒、ISO「320」>
等倍はこちら。
全体的に少し明るくなり、背景側の桜もだいぶ見やすくなりました。
ただ、等倍時を見てみると、花弁などの質感が少し欠けたようにも見えます。
<シャッタースピード1/3秒、ISO「640」>
等倍時はこちら。
光量が強いところが白飛びし始めました。
それにあわせて、画像自体のノイズが少し出てきたような気がします。
<シャッタースピード1/3秒、ISO「1000」>
等倍。
ここまでくると白飛び、ノイズともに結構強くなった印象です。
また、そのせいでピントを合わせる際のファインダーからの視認もかなり難しかったです。
【検証した感想】
個人的には上の写真も踏まえると、
「シャッタースピードを固定して、ISOを変えていく」方が夜桜撮影には向いていると感じました。
風などで動かない被写体であれば逆でも良いと思うのですが、
特に枝の細い桜だと、わずかな風や振動でも花が大きく揺れるため、
シャッタースピードが遅いとかなりブレてしまう印象でした。
ただ、ISOも上げすぎるとどうしてもノイズが気になってきてしまうので、
しっかりと桜にライトが当たっているよな場所での撮影であれば、「ISO100」ぐらいでの撮影が、
明るさと質感的にも美しいような気がしました!
最後に自分の感覚を踏まえて、撮影しました。
<シャッタースピード1/3秒、ISO「100」 take2>
やはり迷いがなくなると、自信を持って撮影できますね笑
まだまだ夜の撮影の経験が浅いので、引き続き精進してまいります!!