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プロが語る「自分の作品」Vol.4 井川敢太(その2)

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こんにちは!

Shootest編集部専属ライターの藤田真奈です。

普段は「影」として活動しているプロカメラマンのみなさんの作品づくりへの思いを語っていただく連載『プロが語る「自分の作品」』。

今回は、前回に引き続き、大学生プロビデオグラファーの敢太さんです。

今回は、敢太さんの数ある作品の中から、最もお気に入りの映像作品について語っていただきました。後編もお楽しみください!

今回敢太さんにピックアップしていただいた作品はこちら。

https://www.instagram.com/p/BrupsyLD9sd/?utm_source=ig_web_copy_link

タイトルは『Where is Happiness』。いつもの映像とは少し違ったテイストに仕上がっているということです。作品に込めた思いや特にこだわったシーンについてお伺いしました!

イメージを形にできた作品

(敢太)普段生活をしていたら、悲しいことや辛いこともたくさんありますよね。でも、辛いことばかりじゃない。考え方や見る角度を少し変えるだけで、全く違った新しい世界がそこには広がっているもの。そういう部分を映像に残したかったんです。

普段は、旅先の映像を作ることが多く、こんな風に「自分の頭の中のイメージ」を作品として形に残したことはありませんでした。

だから、僕の思考や考えを思い切り表現できたと思い、この作品を選んだんです。旅映像では、その場所の美しさや綺麗さを表現することはできますが、「思い」や「イメージ」ではありません。あくまであるものを表現するものです。

今回の作品『Where is Happiness』は、構成を一から練り、イメージを形にしていきました。大変ではありましたが、僕の代表作となりました。

現代の呪縛『SNS』からの解放

(敢太)とにかく、この作品を通して僕が伝えたかったことは、「幸せはどこにでも転がっている」ということ。もう少し具体的に言うと、「囚われた思考や環境からの解放」です。

今回僕がフォーカスしたのは「SNS」。いまの時代、スマートフォンがあればどんな情報でも得ることができます。嬉しいことも悲しいことも全部スマートフォンで完結してしまいますよね。

角度を変えてみれば、そこら中に幸せは転がっているのに「SNS」という小さな小さな世界が中心となってしまい、ネガティブな気持ちになっている人が多いです。そんな現代の呪縛から解放され、幸せを発見していくストーリーをこの1分少々の映像に詰め込みました。

今回は、敢太さんの代表作品のテーマについてお話いただきました。
次回は、表現方法など、『Where is Happiness』の技術的な部分における深いお話をご紹介していきます!次回もお楽しみに!

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