プロと一緒に、学校のPR動画を作ろう|MCP -函南町立桑村小学校編- vol.5
Movie Communication Program(MCP)は、プロのクリエイターと子どもたちが映像制作に取り組み、表現力を伸ばすプログラムです。「仕事以外の場でも、自分のスキルや経験を社会のために役立てたい」といった熱い思いをもつクリエイターが集まって、学校の先生との協働の下、半年間の授業づくりに取り組みました。
動画制作を通じて子どもたちの表現力を育む
今回、MCPと一緒に動画制作に取り組んでくださったのは、静岡県函南町立桑村小学校の6年生です。
「地域の中に根ざす学校の魅力を、動画制作を通じて他者の目線で捉え直すことで、子どもたちに自信をつけさせてあげたいと考えています」
と、同校の関口校長先生。
プログラム概要をぎゅっと2時間にまとめたプレセミナーの実施や、先生方とのディスカッションを経て、下記のような授業案を固めていきました。
「学校の魅力をPR動画で発信しよう」
第1回・桑村小学校の魅力を伝えよう
第2回・フィールドワークをしよう
第3回・動画作りに必要なことを知ろう
第4回・コンテ、撮影計画を立てよう
第5回・情報リテラシーを学ぼう
第6回・動画を撮影しよう
第7回・動画を編集しよう
第8回・作った動画を見てみよう
第9回・動画を完成させよう
授業の様子と子どもたちの成長をダイジェストで振り返ります。
わたしたちの学校って、どんなところ?
動画の授業だから初回は撮影の仕方を学ぶのかな?と思ってしまいそうですが、実はそうではありません。第1回の授業は「学校の魅力を見つけよう」。動画表現のベースとなる「伝えたいこと」のアイディアを見つけるために、まずは、それぞれの頭の中にある桑村小学校に関する情報を洗い出し、お互いに見てみることから始まりました。

「桑村小学校ってどんな学校ですか?この学校のことを知らない私たちに、こんなことやこんなものがあるよ、とたくさん教えてください」と、第1回のクリエイターの先生、界外亜由美(かいげ・あゆみ)さんが声をかけます。
最初は「どう書けばいいの?」ととまどっていた様子の児童も、友達の書いている様子を見て「ああ、そういうことか!」とふせんにどんどん書き出しはじめ、気づけば床がふせんでいっぱいに!

ふせんの中から「海が見える」と書かれた一枚を見つけた界外さん。
「山の中にある学校なのに、ここから海が見えるの?これはここで生活しているみんなじゃないと知らない、いい情報だね」
と声をかけます。
「そうなんだ。それなら、あのこともよさそう!」と、子どもたちはまたふせんを書き足していきます。
自分たちにとっては当たり前に思えることでも、外の人からみたら面白いのかも?そんな視点に気づくきっかけになったようです。

実は、授業のスタート前に「どのくらい意見が出るか少し心配です」という声を先生方から伺っていたのですが、蓋を開けてみれば、大人たちの予想をはるかに超えたユニークな意見がたくさん集まりました。子どもたちは大人にはない視点で自分の身の回りのことをよく見て、いろいろなことを感じているんだな、ということが伝わってきました。
動画の撮り方をプロから学ぶ
第3回の授業は「動画撮影に必要なことを知ろう」。動画のプロであり、YouTuberでもあるクリエイターの池辺政人(いけべ・まさと)さんから、動画の企画の立て方や撮影技術の基本を学びます。

「君たちと同じ全国の小学生に桑村小の魅力を知ってもらうための企画を考えよう!」という池辺さんの投げかけから授業が始まりました。
「この中で一番クリックしたくなるタイトルはどれだろう?」
「どういう動画だったら小学生が見てくれるかな?」
と、例を挙げながら子どもたちに問いかけていきます。
ふだんYouTubeに親しんでいる子どもたちは、すぐにピンと来た様子。自分たちでもタイトルや動画内容のアイディアを出し始めました。
後半は、動画撮影の仕方を学ぶ時間です。ブレないカメラの持ち方や動かし方、かっこよく見える撮り方のヒントといった動画撮影の基本を学び、みんなで校庭に飛び出しました。

友達同士でポーズを取って撮影しあったり、のぼり棒やブランコを使って動いている人物を撮影しようと試みる子たちもいれば、タンポポの綿毛を吹いて、画面に収めようとしている子もいます。

教室に戻ってからは、撮ったばかりの動画を使ってCanvaでの編集の仕方も学びました。

教わったやり方だけでなく、自分で思いついた撮影のアイディアをどんどん試していく子どもたち。撮ったものをすぐ確認できるのも動画の良さです。いい感じに撮れると嬉しくて、もっと夢中になって取り組むうちに、みんな、すっかりカメラと仲良くなったようです。
動画制作は、ここから絵コンテ作りや撮影計画へと進んでいきます。子どもたちの考える学校の魅力が、どんな視点で、どんな映像として表現されていくのか、とても楽しみです。
MCPにあなたも参加してみませんか?
SHOOTESTでは、クリエイティブの力を社会に生かす「学校×地域」プロジェクトを今後も実施予定です。「参加してみたい!」というクリエイターの皆さん、「うちの学校や団体・組織でやってみたい!」という方は、ぜひ下記まで気軽にお問合せください。
プログラムの内容や魅力を伝えるプレセミナー
1回の授業時間を想定し、約45分程度で構成されています。本プログラム(約8回、16時間程度/カスタマイズ可能)の導入前に、一度お話しを聞いてみたいと思われた学校や団体のみなさまは、ぜひ下記まで気軽にご相談くださいませ。
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