自分の伝えたいことを「楽しく」「分かりやすく」伝えるには?|MCP -函南町立桑村小学校編- vol.3
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プロのクリエイターと子どもたちが映像制作に取り組み、表現力を伸ばすMovie Communication Program(MCP)。MCPでは、このプログラムをもっとたくさんの子どもたちに届けたいとの思いから、プレセミナーを開催しています。Vol.3では、桑村小学校で行ったプレセミナーの模様をお届けします。
動画制作は「撮影ボタンを押す」だけではない
今どきの小学生にとって、動画はとても身近な存在です。しかしそれはあくまで「観る側」の話。いざ「撮る側」となると、分からないことも心配なことも出てくるはずです。そこでプレセミナーでは、何よりもまず、子どもたちに
「自分たちにもできそう!」
「やってみたい!」
と思ってもらうことを重視しました。
プレセミナーのスタートは、コピーライターの界外さんによる、MCPの紹介から。
「携帯やiPadのビデオ撮影ボタンを押せば、誰でも動画は撮れます。」
「でも、自分の伝えたいことを、『たのしく』『わかりやすく』伝える動画をつくるにはどうしたらいいと思いますか?」
と問いかける界外さん。単なる撮影技術ではなく、自分の伝えたいことを、相手に伝わる形で伝える方法を学ぶのだというプログラム全体のねらいを、分かりやすく語っていきます。
同じ小学生が作った動画に興味津々
続いて、
「このプログラムを受けて、実際に自分たちで動画を作った小学生がいます」
と界外さん。初島小中学校での実践事例をもとに、
・何時間かけて、どんなことをやっていったのか
・実際の授業はどんなふうに進んでいったのか
を紹介しました。
MCPは全8回、16時間(※2023年度実績)の長期プログラム。子どもたちが普段受けている学校の授業と比べると、長丁場の取り組みです。「動画制作」と一口に言っても、思いついたものをぱっと撮るわけではなく、自分の表現したいもののために、計画を立て、時間をかけて少しずつ形にしていくのだということを、子どもたちにも感じ取ってもらえたのではないでしょうか。
初島小中学校のみんながつくった映像作品も見てもらいました。
珍しいお花がある島?調べてみたらすごかった!【初島】
https://youtu.be/SVZzwyKmWT0?feature=shared
小中学生も楽しめる島が熱海にあった!
https://youtu.be/vL1PLtFIDxs?feature=shared
初島の歴史
https://youtu.be/h1xC4C362aw?feature=shared
初島の海の生き物たち
https://youtu.be/hCAJZWZFH-Y?feature=shared
「初島の灯台 登ったら有名なあれが見える!?」
https://youtu.be/XXt5UnEMB9w?feature=shared
「島の魅力を伝えよう」をテーマに取り組んだ初島小中学校の子どもたち。それぞれの作品には、初島の灯台から見た景色や、珍しい植物や海の生物などがたくさん紹介されています。桑村小学校の子どもたちも、映像そのものを楽しみながら、「島の魅力」を感じ取った様子。
「これを小学生が作れるんだ!」
と、徐々に期待も高まってきたようです。
vol.4では、プレセミナーの後半に行った、動画クリエイターの池辺さんによる授業の模様をお届けします。ユーチューバーでもある池辺さんのお話は、自分で情報発信することの楽しさや夢を叶える可能性など、普段の学校ではなかなか聞けない話が盛りだくさん。ぜひご覧ください。
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※本記事アップ時点での内容となります。法律や手続き方法、名称などは変更されている可能性があります。