フリーランスとして味わった自由と、限界。アートディレクター大石智久さんvol.2
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パーソナリティの一人、アートディレクターの大石智久さん。フリーランスのデザイナーとして地元に戻った大石さんが、フリーランスとして経験した自由と、限界についてお伝えします。
目次
地元でのリスタートはコワーキングスペースから
ーーフリーランスのデザイナーとして地元に戻ってからは、どんな風に働いていたのでしょうか。
ちょうど地元に帰った時期に、コワーキングスペースができたんです。そこに入居したことでさまざまな人と知り合うことができたので、一緒に仕事をしたり、仕事をもらったり、という感じでした。
ーー友人と会社を起業した後のフリーランスという立場は、どうでしたか?
やっぱり安定感はなかったですね(笑)。でも、幸いなことに自分で営業をしなくても、これまでのつながりやコワーキングスペースで知り合った人経由など、さまざまな方面から仕事をもらうことができました。
なので焦りも特になく、のびのびと働いていましたね。
やりたいことを見失っていた時、「うちの会社に来ない?」と誘いが
ーーやりたい仕事はできていましたか?
結果的に3年ほどフリーランスで仕事をしていましたが、その中でだんだん、やりたいことを見失っていきました。さまざまな物を作っていたんですが、「自分のやりたいことは何だっけ?」と思うようになったんです。
そもそもこの仕事を始める時には、「人の役に立つ仕事をしたい」という思いが根本にありました。一番最初に通販のバナーなどを作っていた時も、それが売り上げにつながると思うとやり甲斐を感じたのですが、フリーランスとして仕事をしているうちに、だんだん、何がしたいのかわからなくなっていったんです。
今後どうしようかな、と考え始めたころ、ちょうどいいタイミングで、以前一緒に会社を立ち上げた仲間の一人から「うち(Pooka.)に来ない?」と誘ってくれたんです。
ーー声をかけてもらった時は、どんな風に感じましたか?
実は、フリーランスの時にSHOOTESTのWebサイト制作の仕事ももらっていました。SHOOTESTをはじめ、Pooka.のグループ会社であるYuinchuが手掛ける事業にすごく魅力を感じていたので、「Pooka.に入ったら、新しくやり甲斐を見つけられるんじゃないかな」という希望を感じました。もっと内部を見てみたい、という思いもありましたね。
フリーランスとして一人でやっていくことに限界を感じていたので、すごくいいタイミングで声をかけてもらったなと思いました。
フリーランスとして感じた限界とは
ーーフリーランスでやってるうちに感じた限界とはどんなことでしょうか。
スピード感ですね。自分一人なので、同時に複数の仕事を受けることが難しいです。撮影まで一人でやっているとかなり体力を使うので、「いつまで一人でできるんだろうか」という不安もありました。
ーー業務が多岐にわたるので、一人で完結させるのはなかなか難しいと。
そうですね。なので、声をかけてもらって、迷わずに入社を決めました。
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次回は8/30(金)公開予定です。Pooka.に入社した大石さんが、アートディレクターとしてどんな仕事をしているかについてお伝えします。
※本記事アップ時点での内容となります。法律や手続き方法、名称などは変更されている可能性があります。