【クリエイター×開業届、青色申告】会社員の複業、損をしないための基礎知識を知りたい
パーソナリティ柴山あかねさんによるコラムです。週3日、会社勤務をしながらフリーランスのクリエイターとして仕事を広げる柴山さん。
最近、増えている会社員の複業を、まさにリアルタイムで体感しています。
一方で、手続きやお金にまつわる不安もあるようです。相談できる人が身近にいない中、モヤモヤする疑問を語っていただきました。
手探りで開業届を出したけれど、合っているかどうかわからない
2020年から、週3日の正社員の仕事とフリーランスのクリエイターの仕事を両立しています。今、正社員の仕事で生活しているので、クリエイターの仕事は複業になるのかなと思っています。
ここでまず浮かんだのが、開業届を出したほうがいいのかという疑問。フリーランスをはじめるときに開業届を出してみたのですが、本当のところ、出すべきだったのかよくわからないんです。複業でどのくらいの収入があると開業届を出すのか、目安や決まりがあるのなら知りたいですよね。
複業ならではの“気を付けたほうがいいこと”はある?
今年の春、初めて確定申告をしました。65万円の特別控除が受けられると聞いて青色申告にしましたが、雑所得と事業所得、どちらで処理すればいいのか迷いました。
また、青色申告にすると、複式簿記という毎日の会計記録も必要になってくるんですよね。経理ソフトを調べたけれどたくさんあって、長い目でみるとどれが正解なのかわからなくて…。結局、一つに絞るまでずいぶん時間がかかってしまいました。そして、本当にこれでよかったのか、いまも少しだけ不安です。
ほかにも、会社で年末調整をしてもらい、自分でも確定申告をする、というスタイルに不安を感じています。両方のお金のつながりがよく見えないので、きちんと申告できているのか心配になることがあります。
最近、会社員をしながら複業を始める人は多いと思うのですが、私のように週3日の正社員という働き方の人はまだ身近にいないので、こうした疑問も誰に聞けばいいのかわからないですよね。書籍やインターネットで調べてみても、自分とまったく同じケースはなかなか見つかりません。
これまで専門家に相談してみたいと思ったことはあるのですが、「自分にはまだ早いのかな」とハードルの高さを感じていました。今回、SHOOTEST Journalを通して、私と同じような疑問や心配を感じている人の代表として、税理士さんにいろいろ相談してみたいと思います。
複業ならではの確定申告の基礎知識、また損をしないために知っておいた方がいいことなど、きっとみんな知りたいんじゃないかな。こういったモヤモヤをなくして、もっと楽しく自由に仕事をする人が増えたらいいなと思っています。
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次回は1/5(水)公開予定です。開業届や確定申告などについて、税理士の吉岡俊哉さんにお話を伺いました。
※本記事アップ時点での内容となります。法律や手続き方法、名称などは変更されている可能性があります。