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海と山が間近で撮れる!横須賀の絶景ロケーションスポットを巡ってみたvol.3 「三笠公園」「ヴェルニー公園」で撮る日常と非日常

スチール撮影、動画撮影、人物撮影と異なるフィールドで活躍する3人のSHOOTESTクリエイターが横須賀市を訪れ、市観光課の廣田さんと「1DAYロケーション・ハンティング」。Vol.3では、「三笠公園」と「ヴェルニー公園」を巡ります。
実際に撮ってみて分かった、公園ならではのロケーションを生かした撮影アイディアやシーン選定のポイントなど、盛りだくさんでお伝えします。

三笠公園とは


猿島航路の玄関口「三笠ターミナル」のすぐそばにある「三笠公園」。入り口近くの「中央広場」付近には日露戦争を戦った記念艦「三笠」が保存公開されています。日露戦争時に連合艦隊司令長官だった東郷平八郎の銅像や戦艦に搭載されていた砲弾も展示されており、日本の近代史に触れられる公園です。

中央広場から北側へ進んでいくと野外ステージのある芝生広場などユニークな建造物が点在しており、「日本の都市公園100選」にも選ばれています。

公園では、日常と非日常が混じり合う


ゆるやかな起伏が特徴的な芝生広場で撮影を始めたクリエイターの3人。

伊藤さん:芝生が綺麗に広がっていますね。家族写真やお子さんの写真、またはペットと一緒に、といった映像が浮かびます。寝転がったり座ったりと、ポージングもバリエーション豊かになりそう。子どもが遊びたくなるような起伏があるのもいいですね。斜面を駆け上がったり下ったり、ごろごろ転がったりと、動きのある絵が撮れそうです。

田中さん:他のお客さんが通っても、起伏に隠れるので映り込みにくいのもいいですね。

小林さん:とても静かなので、インタビュー動画の撮影にも向いていそうです。芝生に座って行う対談にも使えると思います。

せせらぎの小径は、その名の通り、小川と紫陽花の並木に囲まれた気持ちの良い遊歩道です。

伊藤さん:抜けがあって、光も柔らかい木漏れ日なので、人物が綺麗に撮れそうですね。

木漏れ日がスポットライトのように被写体を照らします。緑が印象的な小径ですが、紫陽花の咲く毎年6〜7月には、またがらっと雰囲気が変わりそうです。

ヴェルニー公園とは


続いて一行がやってきたのはヴェルニー公園。フランス庭園様式を取り入れた公園で、公園の対岸にフランス人技師ヴェルニーが建設に貢献した旧横須賀製鉄所が臨めることからその名がついています。
2021年には園内に「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」が開館、歴史資料の展示を行っています。また、さまざまな種類のバラが楽しめるバラ園も見どころのひとつです。

西洋建築や長いボードウォーク。撮影の際の工夫は

園内はフランス式庭園の形式に沿ってつくられており、フランス式花壇など、初夏を中心に、約1,700株ものバラが楽しめることで人気です。

横須賀製鉄所の副首長ティボディエの官舎を想定復元したティボディエ邸は、明治初期の洋風建築の雰囲気を今に伝えています。

田中さん:ここは、玄関ポーチやチェアなどのディティールを生かした撮影が面白そうですね。

クリエイターの3人は、長いボードウォークにも注目。ボードウォークの向こうには海上自衛隊の艦船が見えます。

小林さん:ここは動画撮影にもってこいですね。まず、ボードウォークが長くて画面の抜けがいい。距離があるので歩いたり走ったりする動きのあるシーンも撮りやすそうです。奥まで走っていってこちらを振り向く、とか、ボードウォークを歩いてきてベンチに座る、など、一連の流れがつくりやすそうです。

田中さん:艦船が背景に見えるのも、横須賀らしくて面白いですね。

ボードウォークからは、右手に米海軍の艦船が、左手の奥には日本の自衛隊の護衛艦が見えます。どちらもグレーなのですが、よく見ると日本の方が若干濃い色をしています。廣田さんによれば、その国の水平線に溶け込むような色調にしているのだとか。

廣田さん:ヴェルニー公園からは米海軍基地の様子がよく見えます。望遠レンズで中の様子を狙うのはNGですが、背景に映り込む分には問題ありません。

黒船の操舵輪をイメージしたサイクルスタンドで記念撮影も。対岸に見えるのが、米海軍のドライドックです。

横須賀が軍港だった時代の歴史遺産を見つけました。ドーム型の屋根が印象的な建造物は、旧横須賀軍港の「逸見門衛兵詰所」を移築したもの。

左側は「逸見上陸場」、右側は「軍港逸見門」との表札が掲げられています。明治末期から大正初期に建てられたと推定され、当時の面影を感じることができます。

三笠公園の撮影情報まとめ

おすすめポイント

・記念艦「三笠」は、本物ならではの重厚なミリタリー感
・ミリタリー感を避けたい場合は、芝生広場から奥のエリアへ。園内が広いので、さまざまなテイストのシーンが撮れる
・芝生広場は広さと起伏が魅力。芝生と海のコントラストが美しい

おすすめの撮影シチュエーション

・三笠のミリタリー感を生かした撮影
・芝生広場は家族写真や子ども、ペットの撮影におすすめ
・ユニークな建造物を生かし、特撮やドラマのワンシーン、ミュージックビデオなどに

おすすめの撮影時期

・夏場は猿島行きの観光客が立ち寄るのでかなり混む。撮影は冬場の平日午前中がおすすめ。

これまでの撮影実績

・2009年のテレビドラマ「坂の上の雲」
・24時間テレビ内のテレビドラマ
・戦隊モノ

留意事項

・園内での自走式乗り物の乗り入れはNG。(ただし、押して歩くならOK)
・スペース占有や人の通行を止めることはNG
・花火などの火を使う行為はNG
・大きな音を出す撮影はNG
・ペットを連れての入園はOK。ただし園内ではリードをつける
・ドローンを使っての撮影はNG

問い合わせ方法

指定管理者の「三笠公園管理事務所」へ、問い合わせフォーム、または電話で問い合わせ。
https://www.kanagawaparks.com/mikasa/inquiry.html

電話番号:046-824-6291(三笠公園管理事務所)

問い合わせ時には、
①希望撮影日、時間
②場所(どのエリアで撮影したいか、できるだけ具体的に)
③撮影規模(使用する時間、スタッフ・役者の人数)
を伝えるとスムーズ。

三笠公園

住所:
〒238-0003 神奈川県横須賀市稲岡町82

営業時間:
・4月~10月 8:00~21:00
・11月~3月 9:00~20:00
※撮影可能時間は平日開園時間〜17:15

休日:
なし

入園料:
なし

アクセス:
(電車)京急横須賀中央駅から徒歩15分
(車)横浜横須賀道路「横須賀」インターチェンジから、本町山中道路に進み、国道16号に合流し「三笠公園入口」交差点左折し、突き当りを右折。

オフィシャルサイト
https://www.kanagawaparks.com/mikasa/

ヴェルニー公園の撮影情報まとめ

おすすめポイント

・明治の洋風建築の面影を残すティボディエ邸
・シーズンには多彩なバラが咲き乱れるバラ園
・海に面した長いボードウォークは抜け感がある
・対岸には米海軍基地と海上自衛隊横須賀地方総監部があり、艦船が停泊している

おすすめの撮影シチュエーション

・ティボディエ邸やバラ園を背景に人物撮影
・長いボードウォークは動きのあるムービー撮影におすすめ。ベンチがあるのでインタビューも
・対岸の米海軍基地で横須賀らしさを表現

おすすめの撮影時期

・春と秋のバラのシーズンは観光客で溢れる。人の少ない冬場の平日午前中が狙い目。

これまでの撮影実績

・関西テレビ「彼女はキレイだった」
・フジテレビ「純愛ディソナンス」
・映画「冬薔薇」等

留意事項

・ティボディエ邸のポーチやベンチなどを使って撮影したい場合はその旨を指定管理者に問い合わせを。
・園内での自走式乗り物の乗り入れはNG。(ただし、押して歩くならOK)
・スペース占有や人の通行を止めることはNG
・花火などの火を使う行為はNG
・大きな音を出す撮影はNG
・ペットを連れての入園はOK。ただし園内ではリードをつける
・ドローンを使っての撮影はNG

問い合わせ方法

横須賀市内での商業撮影はすべて事前許可申請が必要。
「三笠公園管理事務所」へ、問い合わせフォームまたは電話で問い合わせ。
https://www.kanagawaparks.com/verny/inquiry.html

電話番号:046-824-6291(三笠公園管理事務所)

問い合わせ時には、
①希望撮影日、時間
②場所(どのエリアで撮影したいか、できるだけ具体的に)
③撮影規模(使用する時間、スタッフ・役者の人数)
を伝えるとスムーズ。

ヴェルニー公園

住所:
〒238-0042 神奈川県横須賀市汐入町1-1

営業時間:
24時間
※撮影可能時間は平日08:30〜17:15

休日:
なし

入園料:
なし

アクセス:
(電車)京浜急行「汐入」駅から徒歩約5分。JR「横須賀」駅から徒歩約1分。
(車)横浜横須賀道路「横須賀」インターチェンジから、本町山中道路に進み、すぐ。
オフィシャルサイト
https://www.kanagawaparks.com/verny/

※情報はすべて記事公開日時点のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

※本記事アップ時点での内容となります。法律や手続き方法、名称などは変更されている可能性があります。

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