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人のつながりを大切にしながら理想を形にしていく。クリエイター柴山あかねさんvol.3

クリエイターの仕事や生活に役立つ情報をお届けするSHOOTEST Journal。今活躍中のクリエイターをパーソナリティとして迎え、日頃仕事や私生活で感じる疑問や悩みを専門家と解決していきます。
パーソナリティの一人、クリエイターの柴山あかねさん。安定した仕事と自分のやりたい仕事をバランスよく両立させるために、新しい選択をした柴山さん。そうしてたどり着いた仕事のスタイルについてうかがいました。


クチコミから仕事が生まれる理由

ーー個人でクリエイティブの仕事をしたいと思っても、実際は、なかなか仕事に結び付かない人もたくさんいます。柴山さんはどんなふうに依頼を見つけているんですか?

人のつながりですね。それまでお付き合いのあった人たちから仕事が生まれることが多いです。普段よく行くコーヒー屋さんから、「お願いできない?」みたいな感じで依頼されたりします。ロゴを作る仕事も、知人からの紹介がきっかけです。人とのつながりを大切にしてきてよかったなと思います。

ーー人とのつながりを大切にした上で、柴山さんが何をできるのかを自分から提示しないとわからないですよね。柴山さんはどんなふうに周りの人に自分のできることを知ってもらっているんですか?

最初に仕事をもらった時は個人のwebサイトを持っているわけでもなかったので、会話の中で「こういうことができますよ」と話したら、興味を持ってくれて仕事につながりました。ペットのイラストはECサイトを仕事で作ったので、それを見てもらうことも。ですが、基本的にはクチコミだと思います。本当は、自分のポートフォリオやwebサイトを作ればいいんですけど、どうしても後回しになってしまって。そのうち作らないと。

SNSやブログから仕事が入ってくる

今は自分のポートフォリオやwebサイトはないんですけど、コラボレーションしたコーヒー屋さんのwebサイトはあります。このコーヒー屋さんとは、最初、わたしのSNSでつながりました。投稿にコメントをくれた後、「文章が面白かったから連絡しました」ってDMをくれたんです。といっても、わたしのSNSにはほとんどご飯のことしか載せていないんですけど(笑)。

ーーSNSで知り合って、そこから仕事がくるんですね。

SNSはご飯のアカウントとは別に、犬のアカウントもあるんです。昔、ゴールデンレトリーバーを飼っていたので。犬のアカウントは犬の写真を加工して投稿するのがベースなんですけど、ペットのイラストの仕事はここから入ることもあります。

ご飯のアカウントは、お店で食べた料理の記録を載せています。そうしたら、有名なブロガーさんが「料理のブログ、書いてみない?」って言ってくれたんです。それをきっかけに匿名でブログをはじめて、バズったりもしたんですけど、飽きてやめちゃった(笑)。また更新してもいいんですが、今はコロナであんまり飲食店も行けないから。

クリエイターとしての自分と、飲食店を紹介する自分

ーー匿名と実名と、どういうふうに使い分けているんですか?

あまり明確ではないんですけど、クリエイティブなことをやっているってイメージと、飲食の記録は分けた方がいいかな、と思っています。SNSで仕事につながるかかどうかはあまり意識していなくて、人とのつながりの中で、リアルもSNSも含めて人と関わっていくうちに仕事へと発展していくことが多いと思います。

――
次回は6/30(水)公開予定です。いろいろな場で人との出会いを大切にしてきた柴山さんは、希望の仕事のスタイルをつくっていきました。それでは、今後はどんな未来を思い描いているのでしょうか。詳しくお話をうかがいます。

※本記事アップ時点での内容となります。法律や手続き方法、名称などは変更されている可能性があります。

神奈川県生まれ。コーヒースタンド、コンテンツ制作会社を経て、現在はクリエイターとしてロゴデザインやペットのイラストなどを手掛けながら、プランニング企業に週3日の正社員として勤務している。カフェのご飯を投稿したSNSも人気。

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