自由に、軽やかに。スキルを磨きながら仕事をしていく。クリエイター柴山あかねさんvol.4
クリエイターの仕事や生活に役立つ情報をお届けするSHOOTEST Journal。今活躍中のクリエイターをパーソナリティとして迎え、日頃仕事や私生活で感じる疑問や悩みを専門家と解決していきます。
パーソナリティの一人、クリエイターの柴山あかねさん。SNSやブログからも仕事が舞い込んでくるという柴山さんですが、今、悩みはあるのでしょうか?これからについても率直に語っていただきました。
クリエイターとしての自分を表現したい
ーーSNSでつながった人たちとの関係が少しずつ広がって、仕事にも繋がった柴山さんですが、今後は、どんなふうに展開していきたいですか?
今は、人とのつながりだけで仕事をさせてもらっていますが、やっぱり自分のポートフォリオやwebサイトをしっかりと作って、ブランディングした方がいいなとは感じています。今の仕事を柱にしていくのであれば、自分ができることを、会話を通してだけじゃなく形にして、SNSやwebサイトなどで発信するのはすごく大事だと思っています。
週3日、正社員として働いているプロモーションの会社では、お客さんに「ブランディングはすごく大事ですよ」って説明しているんです。なのに、自分はあまりできていないなと感じるんですよね。これからはお客さんに言うだけでなく、自分のブランディングも力を入れたいと思っています。
目の前のことに追われて先が考えられないのは、ちょっと違う
ーーコロナ禍をきっかけに、正社員の仕事と自分の仕事の2つをうまくバランスをとって働いているそうですが、今、不安や課題に感じていることはありますか?
一人で全部やるのは大変だと思うことがあります。お金のことも自分で調べることから始めないといけない。たとえば確定申告では、今年、初めて青色申告をするのですが、わからないことがたくさんありますね。あとは、時間と体調の管理はすごく大事だと実感します。目の前のことに追われて先のことを考えられなくなるのは、ちょっと違うなと思いますね。
ーーいろいろな仕事をやっているからこそ、時間と体調を自分で管理することが大切になりますよね。
今さえよければいいというわけにいかないから難しくて。そういうことを相談できる仲間がいたらいいなって思いますね。
ーー何かに心配になったり、どうすればいいかわからない時に、身近な仲間やに相談したいと思いますか?今、そういう仲間はいますか?
フリーランスの友人と近況を報告し合うことはあります。その子はダンスやヨガの仕事をしているのですが、このコロナ禍でいろいろ考えて、正社員になろうか悩んでいます。
女性は変化のタイミングが多すぎる
ーー友人と仕事のことを話していて、何か気づいたことはありますか?
最近思ったのは、女性って変化のタイミングが多すぎるということ。子どもが欲しいのか欲しくないのかから始まって、子どもが生まれて、出産後はいつから復職するか、専業主婦なのか正社員なのか、フリーランスなのか。ライフスタイルの変化とともにいろんなことを考え、選択しなければならない。
ーー選択肢がありすぎるし、自分だけの都合で選べないことも多いですよね。
一人では決めきれないところもあるのかなと思います。
自分のスキルを大切に、自由に働きたい
ーーそういった変化の中で、3年後、5年後、10年後に、「これだけは叶うといいな」と思っていることはありますか。
まず、場所にとらわれずに働きたいと思っています。日本中、どこでも好きな場所でリモートワークができるよう、出勤しなくてもよくて、雇用形態の縛りもなくしたい。海が好きだから、将来は海に近い場所に住みたいと思っています。必要があれば会いに行くけれど、そうじゃない時はリモートでできるという自由さはキープしたいですね。
ーー場所にとらわれず働くというのは、自由の象徴ですね。それ以外に何か希望はありますか?
最終的には、大型犬を飼ってカフェをやりたい。しかも、週2日だけオープンするお店(笑)。後の5日間は、デザイン関係の仕事に関わっていたいですね。ものづくりに関わっていたいと思っています。
ーーそのイメージを叶えるために、いま、どんなことが必要だと思いますか?
カフェとデザイン、その二つの柱を持ちたいと思った理由は、自分の中の安定なんですよ。少し前は、正社員の仕事を持つことが安定に繋がると思っていたんですけど、いろいろ考える中で、今後ははそんな時代ではないと気がつきました。どんな会社にいても、どんな雇用形態でも、いろいろなスキルを積み重ねて武器として持っておきたいと思っています。だから、今すぐ海のそばに引っ越すことはないです(笑)。まずはどこにいても自分のスキルで仕事ができるようになりたいですね。
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